古代のユーラシア世界には、さまざまな信仰が存在しており、それらがシルクロードなどの交易路に沿って広がっていきました。新しい信仰は、もともとその土地で信仰されていた神々と、ときには争いときには融合しながら、徐々にその地歩を築いていったのです。仏教も、古くから存在したインドの神々を取り込み、さらに伝播したそれぞれの土地で現地の信仰と柔軟に融合することで発展してきました。
今回の特集展示では、シルクロードで結ばれた各地に存在していたさまざまな信仰と神々を、彫刻や絵画、そして現地から出土した文書などから具体的に紹介します。多様な信仰が、互いに影響を与えあいながら同居していた古代のユーラシアのあり方は、我々が現代の社会を考えるうえでも重要なヒントになるのではないでしょうか。
2020年7月11日(土)~ 8月16日(日)
休館日:月曜日(ただし、8月10日は開館)、8月11日
10:00 ~ 17:00
※最終入館受付は16:30まで
※( )内は20名以上の団体料金
※シニアは65歳以上。
※中学生以下、障がい者手帳等の交付を受けている方、およびその介護者1名は無料