今から約2500年前にインドで興った仏教。その開祖であるガウタマ・ブッダは「お釈迦さん」と呼ばれ、時を隔てた今なお世界中の人々に慕われています。お釈迦さんが説いた数々の教えは、経典(お経)という形で語り継がれてきました。なかでも「法華経」は、あらゆる衆生への救済が説かれ、日本でも篤く信仰されてきた経典のひとつです。
本展では釈迦信仰と法華経というふたつのテーマを通して、お釈迦さんの姿や説いた教えをご紹介します。お釈迦さんの亡くなる場面を中心に描いた涅槃変相図や脇侍の文殊さん、普賢さんのお姿、紺紙に金泥で書写された法華経など、昨年の「ほとけと神々大集合―岡山・宗教美術の名宝」で紹介しきれなかった岡山県の名宝を展示します。
2021年7月10日(土)~ 8月22日(日)
休館日:月曜日
(ただし、8月9日は開館)、8月10日
10:00 ~ 17:00
※最終入館受付は16:30まで
※シニアは65歳以上の方
※( )は20名以上の団体料金
絵画で使われる岩絵の具はどのようにして作られるのでしょうか。天然鉱石(ラピスラズリ)を使って、岩絵の具を作ってみよう!
西本願寺書院(国宝)「虎の間」にある「杉戸絵」の復元展示を通して、文化財修復についてわかりやすくご紹介します(パネル展示)。
同じ鉱石から作った絵具でも、鉱石の砕き方(粒子の大きさ)で発色が違います。日本画の絵具の元となる鉱石を触ったり、ルーペで観察してみましょう。砕いた鉱石を顕微鏡で観察することもできます。
龍谷ミュージアムの学芸員が非公開の西本願寺の書院「虎の間」などを、解説を交えながらご案内します。