「岡山・宗教美術の名宝」シリーズ第3弾は、岡山県の寺社・個人からお預かりした寄託品の中から、「法然上人」・「地獄・極楽」・「熊野比丘尼」の3つのキーワードを軸に、岡山県下の浄土教美術をクローズアップします。
浄土宗の宗祖・法然上人(1133~1212)は美作国久米(現在の岡山県久米郡)の出身で、親鸞聖人の生涯の師として仰がれる高僧です。法然上人の生涯を描いた絵巻「法然上人伝法絵」(鎌倉時代、岡山県立博物館)を中心に、日本浄土教の礎を築いた法然上人の生涯に迫ります。
次に、「重文 阿弥陀二十五菩薩来迎図」(鎌倉時代、瀬戸内市・遍明院)や、「重文 地蔵十王図」(室町時代、総社市・宝福寺)など、岡山県に伝わる地獄・極楽をテーマにした絵画の優品をご紹介します。
また、旧邑久郡の下笠加(現在は瀬戸内市)は、江戸時代に「熊野観心十界曼荼羅」などの絵を絵解きし、諸国を旅した宗教者「熊野比丘尼」の拠点のひとつとなりました。ここでは熊野比丘尼の末裔たちが受け継いだ、彼女たちの活動を物語る貴重な資料群を展示します。
2022年7月16日(土)~ 8月21日(日)
休館日:月曜日(ただし、7月18日は開館)、
7月19日
10:00 ~ 17:00
※最終入館受付は16:30まで
※( )内は前売り・20名以上の団体料金
【前売券取り扱い】
2022年6月24日(金)~7月15日(金)
ローソンチケット(Lコード 51621)、チケットぴあ、セブンチケットほか主要プレイガイドで販売。
※事前申し込み必要(龍谷ミュージアムHP内「お申込みフォーム」、ミュージアム受付、お電話から)・聴講無料・先着150名・観覧券必要(観覧後の半券可)
※事前申し込み不要・参加無料・観覧券不要
学芸員が曼荼羅を使って絵解きします。
好評につき追加開催決定!
※事前申し込み必要(龍谷ミュージアムHP内「お申込みフォーム」、ミュージアム受付、お電話から)・参加無料・先着各10名・観覧券不要
ミュージアムの3階には、ミュージアムシアターを設置しています。
200インチのスクリーンで大迫力の映像をご覧ください。
中国・新疆ウイグル自治区にあるベゼクリク石窟寺院。本学が中心となって、この石窟寺院の中の第15号窟に描かれた仏教壁画のデジタル復元にNHKと共同で取り組んだ様子をご紹介します。
龍谷ミュージアムの所蔵する当麻曼荼羅。そこに描かれた浄土の様子や様々な物語を高精細スキャンと赤外線撮影を用いた画像で紹介します。
釈尊の生涯の様々な場面を描いた「仏伝浮彫」。その中からいくつかの作品を取り上げ、超高精細3Dスキャンによって撮影した画像で描かれた物語に迫ります。
岡山県の寺社・個人からお預かりした寄託品の中から、「法然上人」・「地獄・極楽」・「熊野比丘尼」の3つのキーワードを軸に、岡山県下の浄土教美術をクローズアップした展覧会のブックレット。
出品作品の画像に加え、本展のマスコットキャラクター「びくにちゃん」、「こびくにちゃん」、「こおにちゃん」のコメントも添え、幅広い世代の方々にお楽しみいただける内容となっています。
通信販売も承ります。詳細はこちら