アフガニスタンのバーミヤン遺跡は、ヒンドゥークシュ山脈のただ中にあって、ユーラシア各地の文化が行き交った、文明の十字路とも呼ばれる地域です。渓谷の崖面には、多くの石窟と2体の大仏が彫られ、その周囲には、「太陽神」や「弥勒」のすがたが、壁画で表現されていました。
残念ながら、それらは 2001年3月にイスラム原理主義組織・タリバンによって爆破されてしまいましたが、かつて日本の調査隊が撮影した写真や調査資料を詳細に検討することで、壁画の新たな描き起こし図が完成しました。名古屋大学・龍谷大学名誉教授の宮治昭先生による監修のもと、京都市立芸術大学の正垣雅子先生が描いた、貴重な学術研究成果です。
本展では、この新たな描き起こし図の完成を記念してその原図を展示し、壁画に表された太陽神と弥勒の世界に迫っていきます。さらに、中央アジアで発展した弥勒信仰が、東アジアへと伝わって多様な展開を遂げる様子をご覧いただきます。
2024年4月20日(土)~ 6月16日(日)
休館日:月曜日(ただし、4月29日(月)、
5月6日(月)は開館)、4月30日(火)、
5月7日(火)
10:00 ~ 17:00
※最終入館受付は16:30まで
4月20日(土)、21日(日)は、各日先着20名様に龍谷ミュージアムオリジナルグッズをプレゼント!
※( )内は前売り・20名以上の団体料金
本展のチケット半券のご提示で2回目のご入館時、入館料300円引き!
(他の割引との併用不可。ご本人・本展のみ)
【前売り券取り扱い】
2024年3月19日(火)~ 4月19日(金)
ローソンチケット(Lコード 56297 )、セブンチケットほか主要プレイガイドで販売。
※事前申し込み必要(龍谷ミュージアムHP内「お申込みフォーム」から)/ 聴講無料 / 先着150名 /
観覧券必要(観覧後の半券可)
※事前申込不要 / 聴講無料 / 先着30名 / 観覧券必要(観覧後の
半券可)
講義室で学芸員が展覧会の見どころを解説します。
ナビゲーター : 保志 総一朗(ほし そういちろう)さん
アニメ『機動戦士ガンダムSEED』(キラ・ヤマト役)、TVアニメ「異修羅」(鵲のダカイ 役)をはじめ、アニメ、ゲーム、洋画吹き替えのほか、ラジオ、CMなど幅広く活躍されている声優・歌手の保志総一朗さんが、作品の魅力をご案内します。
企画・制作:株式会社カセットミュージアム
ミュージアムの3階には、ミュージアムシアター を設置しています。
200インチのスクリーンで大迫力の映像をご覧ください。
かつて交通路のかなめとなって栄え、文明の十字路とも呼ばれたアフガニスタンのバーミヤン。この壮大な遺跡の景観を、2018年の秋に撮影されたドローンの映像でご紹介していきます。
ナレーション:窪田 涼子
映像提供:東京藝術大学/井上 隆史 氏
写真提供:京都大学人文科学研究所/東京文化財研究所
上映開始時刻
10:30 / 11:00 / 11:30 / 12:00 / 12:30 / 13:00 / 13:30 /
14:00 / 14:30 / 15:00 / 15:30 / 16:00 / 16:30
出品作品の画像、解説に加え本展を監修した宮治昭・元龍谷ミュージアム館長・名古屋大学・龍谷大学名誉教授による総論など、展覧会の魅力だけではなく、展示をさらに楽しむ上での情報を豊富に掲載。
通信販売も承ります。詳細はこちら