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Ryukoku Museum

龍谷ミュージアム

2025年度龍谷大学文学部博物館実習十二月展
「ちょっと一服、ええ遊び~江戸時代の京・大坂娯楽案内~」

展示構成

  • 第1章 芸道の舞台へ、ようおこし

    武士階級の政治都市であった江戸とは異なり、上方は商人や職人が活躍する経済文化都市の性格を持っていました。
    そのため芸能が発展し、義理と人情、恋愛や家族の葛藤など、観客の感性に寄り添った共感を呼ぶ物語が多く生まれ、町人を中心に人気を博してきました。
    本章では、上方発祥とされる文楽人形や浮世絵、噺本などを展示し、「観る」側の視点から上方芸能の魅力にせまります。

  • 第2章 本の見世へ、ようおこし

    江戸時代の京都・大坂では木版印刷の発達により商業出版が拡大し、仮名草子や浮世草子、黄表紙など多彩な文学が生まれました。
    やがて出版の中心は上方から江戸へ移りましたが、上方では出版数が減っても貸本屋の存在により流通は保たれ、人々は文学を楽しみ続けました。
    本章では実際の文学作品や版木、出版を支えた道具などを紹介し、華やかな出版文化とその技術を体感できます。

  • 第3章 名所名物の旅へ、ようおこし

    本章では上方(京都・大坂)への旅に焦点を当てます。
    徳川の支配が始まり街道と宿場が整備されたことで、旅は庶民にも親しまれる娯楽となります。
    町人文化の中心地として発展した上方は、人々の心を駆り立てました。
    枚方宿で発展した「くらわんか舟」の関連資料や、旅衣装などの旅道具のほか、典籍類からは、摂津名所図絵を展示します。
    当時の情景や旅の雰囲気を感じ取っていただけたら幸いです。

  • 第4章 遊びの輪へ、ようおこし 

    江戸時代、活気あふれる町衆文化が融合した上方(京・大坂)。この地で、人々は身分の垣根を越え、多様な遊戯に興じました。
    庶民の間に浸透した、将棋や双六、異国や古来の遊戯に着想を得て生まれた、カルタや投扇興。
    楽しく、時には真剣に、人々を魅了した「粋」な遊びとその記録、そして、娯楽を通して育んだ「生きる活力」を味わってください。

会期・開館時間

会期

2025年12月3日(水)~12月6日(土)

開館時間

10:00 ~ 17:00

※最終日のみ16:30まで
(入館は閉館の30分前まで)

入館料・会場

入館料

無料

会場

龍谷ミュージアム2階展示室

関連イベント

本館イベント「ちょっと一服、遊んでって」

今年の十二月展では、展覧会内容に合わせたイベントを大宮学舎本館(重要文化財)にて開催します。
本展で紹介された花札や投扇興など、江戸時代から続く遊びを体験してみませんか?
また、消しゴムはんこの多色刷り体験も行っています。最終日限定のイベントなので、ぜひお立ち寄りください。

日程  2025年12月6日(土)

10:00~16:30(入場は閉館30分前まで)

会場  龍谷大学大宮学舎 本館2階会議室

(〒600-8268 京都市下京区七条通大宮東入大工町125-1)

入場料 無料

主催

お問い合わせ

龍谷大学文学部博物館実習室

龍谷大学大宮学舎
住所:京都市下京区七条通大宮東入大工町125-1
TEL:075-343-3311
FAX:075-343-4302
MAIL:bunsin@ad.ryukoku.ac.jp

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