岡山県は、古代には「吉備国」と呼ばれ、大和や出雲に並ぶ一大勢力を築いていたことが知られています。その歴史を背景に、岡山県では古くから宗教文化が豊かに育まれてきました。密教や浄土信仰との関わりも深く、鎌倉時代には浄土宗の開祖・法然や臨済宗の開祖・栄西を輩出するなど、日本仏教史の上でも重要な地域です。また、在地の神々への信仰も篤く、県下では神楽などの神事が今なお盛んに行われています。
このたび、岡山県立博物館の改修工事にあわせ、同館の所蔵品及び寄託品の一部をお預かりすることとなりました。本展では、多彩な宗教美術の中から「密教」と「神仏習合」という2つのテーマを柱とし、岡山県内20余りの寺社に伝わる曼荼羅や仏像、神像など約50件(重要文化財11件を含む)をご紹介します。
2020年11月21日(土)~ 12月27日(日)
2021年1月6日(水)~ 1月24日(日)
休館日:月曜日(ただし、11月23日、1月11日は開館)、11月24日
10:00 ~ 17:00
※最終入館受付は16:30まで
※( )内は前売り・20名以上の団体料金
【前売り券取り扱い】
10月30日(金)~ 11月20日(金)
龍谷ミュージアムHP、ローソンチケット(Lコード:53857)などで販売
岡山県立博物館の改修工事にあわせ、同館の所蔵品及び寄託品の一部をお預かりすることとに伴い開催した展覧会の公式図録。
岡山県立博物館の多彩な宗教美術の所蔵品及び寄託品の一部の中から「密教」と「神仏習合」という2つのテーマを柱とし、岡山県内20余りの寺社に伝わる曼荼羅や仏像、神像など約50件(重要文化財11件を含む)の作品解説、「両界曼荼羅の描表装」、「西大寺縁起絵巻の世界」、「雲に乗ってまい降りる僧形像」等のコラムを収録。
2020年発行、本文95ページ、255mm×190mm
※聴講無料(観覧券の提示は不要です。)
※聴講には事前申込が必要です。(当日申込みでのご参加はできません。)