京都は長い歴史と共に、様々な姿を見せてきました。
本年度の龍谷大学博物館実習「十二月展」では、京都の夜にスポットを当て、その魅力を探っていきます。
京都の夜であるからこそ生まれた文学・芸能・伝承・祭礼等の文化を4つの章に渡って紹介します。
第一章:夜を感じる
京都の夜景の中から月と夜桜に焦点をあて、それらが取り上げられている絵画・文学作品などを紹介します。人々が京都の夜に何を感じたのかを伝えたいと思います。
第二章:夜を楽しむ
この章では、人々が京都の夜を楽しんだ文化を紹介します。花街・島原文化への理解を深めると共に、現代まで愛され続け人々を楽しませている花街や鵜飼等の伝統的な文化を、より身近に感じていただければと思います。
第三章:夜にひそむ
夜は恐れられるものでもありました。京都各地に残される怪異譚から、かつての人々が夜に懐いていた畏怖についてみていきます。かつての人々はどのような夜と共に生きていたのでしょうか。
第四章:夜をてらす
夜の暗闇を照らす「明かり」を照明器具の変遷と共に、油や和蝋燭といった今では使用されることも少なくなった「灯り」を取り上げます。さらに、人々の「明かり」「火」への信仰を京都の祭礼から注目します。そして、現代の「明かり」の新しい姿として観光の中での夜の光を紹介します。
2018年12月5日(水) ~ 12月8日(土)
10:00 ~ 17:00(最終日のみ16:30まで)
※最終入館受付は、閉館の30分前まで。
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